?あ ?い 'い ?う 'う ?え 'え ?お 'お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む ?め め も ?や や ?ゆ ゆ ?よ よ ら り る れ ろ ?わ わ ?ゐ ゐ ?ゑ ゑ ?ん ん
宗教が社会を変えることは絶対にない。と前に書いたが、変える必要はないと反論する人がいるかもしれない。宗教は社会の中に存在するのであって、社会の外にあるのではないからである。それでは社会の中で居づらい人、生きづらい人はどうすればいいのだろうか。そういう人たちが宗教に救いを求めたとしてもおかしくはない。私もあるプロテスタントの施設にそれを求めたことがある。結果は悲惨な経験に終わってしまった。社会の中で居づらい、生きづらい私を社会の中に引きずりこもうとするばかりである。それが正しいと思うばかりで、それ以外の考え・方法を知らないのである。いまから考えてみると私は無駄な期待していたのである。私のような発達障害者(100人の発達障碍者がいれば、100人の違いがある)を受け入れるのは宗教の仕事ではないのである。期待していた私が間違っていたのである。その施設には何の非もないのである。しかしながら、私の期待に応えられなかったことに対しては何の非もないのであって、ほかに非はある。それはこれまで書いたように、そこでも集団によるパフォーマンス(いじめ・いやがらせ)が他の社会と全く同様に行われていたのである。カトリックのクリスチャンである私にとってはそれがあまりにも衝撃であった。いじめ・いやがらせが存在したかどうかを決めるのは、いじめ・いやがらせを受けた側であって、絶対に逆ではない。どのような弁明・言い訳も通用しないのである。私はいじめ・いやがらせに関するこれまでのコラムを書く前に連合軍にことわりを入れた。特定されるようなことは何もしていないとの返事であったので堂々と書くことにした。私のこれまでのコラムに関して何らかの反論があるのなら、そちらも堂々と書くべきである。そちらが反論をしなければ、私が一方的に社会を非難していることになってしまうが、同時に私の主張が正しいということにもなってしまう。会社組織、発達障害者を就労させる施設(口外しないと書いたが、そちらは口外しまくり。やめた私を矯正しようとあれこれかかずらうよりも、今現在いる人たちを大切にしたほうがいいと思うのであるがいかにも無理そうである。せいぜい障碍者を利用して稼ぐばかりである。障碍者の方も利用しているのであるからお互い様、もちつもたれつの関係である。)介護施設、発達障害者を扱う役所の部署、これらもやはり小さな宗教組織なのである。社会の中で居づらい人、生きづらい人を無理やり社会に引きずりこむのは、はなはだしい勘違いであり、おごりであり、怠慢である。了?。なお「琉和辞典」は今回で完成である。以後、「英訳琉歌集」、「沖縄の漢詩」のウェブサイトを製作予定。琉歌・おもろさうしに関してのユーチューブも作成予定。
?わ:(ぅわ)
「?わ」の発音は、「わ」の前に軽く「ぅ」を添える感じである。「うわ」ではなく、「ぅわ」という1音である。最近の沖縄人は、豚(ぅわあ)の発音が出来ないようである。どうしても「わあ」となってしまう。「わあ」と発音すれば我(わあ)[私の]のことである。私の豚は、我豚(わあ,ぅわあ)、である。「?わ」の発音はもともとは、「うわ」であったと推測する。「う」がだんだんと小さく「ぅ」となり「わ」と同化して1音になったようだ。上部事(ぅわあばぐとぅ)、という語がある。余計な事という意味であり、祖母によくこう言って叱られた。これは、上部事(うわべごと)、が変化したものであろう。という事は、「うわ」が「ぅわ」となったのである。これを推し進めると、豚は、上(ぅわあ)、が語源となる。豚がなぜ上なのか。(もしかすると、豚は下々の食するものではなく、上々に属するものだったのかもしれない。現在では、豚を扱う人達のことをいかにも下々の如く勘違いする人々がいる。現実として、私はあるプロテスタントの施設の面接でそのような扱いを受けた。それはそう思う人の心そのものが下々なのである。)なお、「?わ」は必ず、「ぅわあ」という長音で用いられるようである。
豚(ぅわあ)⓪: (名) 豚。 ※上記を参照。
豚豚(ぅわあぅわあ)⓪: (名) 豚の小児語。
上浮(ぅわあう)ち@: (名) @汁に入れる葉野菜。汁に浮く野菜。上に浮く意か。
A上置き。形式的な、または役に立たない添え物。
上書(ぅわあが)ち⓪: (名) 上書き。書状などの表書き。
御崇(ぅわあが)み⓪: (名) おあがめ。神仏をあがめ尊ぶこと。<崇(あが)みゆ
ん[あがめる]。
豚飼(ぅわあから)やあ⓪: (名) 養豚業者。豚飼い。
追散(ぅわあぎ)⁼ゆん@: (他 ⁼らん、⁼てぃ) 追い散らす。追っぱらう。平民の多
く使う語。普通は、追(うう)ゆん[追う]という。
豚小(ぅわあぐぁあ)⓪: (名) 小豚。子豚。
豚小眠(ぅわあぐぁあにん)じ⓪: (名) ざこ寝。子豚が入り乱れて寝ているのに似
ているのでいう。
豚小市場(ぅわあぐぁあまち)⓪: (名) 子豚市。子豚を取り引きする市。 @豚小
市場(ぅわあぐぁあまち)ぬ如(ぐとお)ん。/子豚の市のようだ。子供が大勢騒い
でやかましいさまをいう。
豚為(ぅわあしゃ)あ⓪: (名) 屠殺業者。主として豚を屠殺する者をいう。牛を屠
殺する者を特にさす場合は、牛豚為(うしぅわあしゃ)あ、という。
豚為(ぅわあしゃ)あ市場(まち)⓪: (名) 肉市。豚肉が主である。
豚為(ぅわあしゃ)あ屋(やあ)⓪: (名) 肉屋の小屋。
上(ぅわあ)⁼しゅん@: (他 ⁼さん、⁼ち) @成長させる。育て上げる。大きくする。
@商(あちね)え物(むん)上(ぅわあ)しゅん。/商品をふやして、店を大きくす
る。 @程(ふどぅ)上(ぅわあ)しゅん。/たけをのばす。(Aの意味があるため、
程(ふどぅ)上(ぅわあ)しゅん、のほかは余り用いない。 A陰茎を勃起させる。
上(ぅわあ)しゅん@: (他 ⁼さん、⁼ち) 追加する。次々の加える。 @成而居(な
とお)る多(うっ)さ渡而居(わたちょお)てぃ、残(ぬく)ええ上(ぅわあ)しゅ
さ。/できているだけ渡しておいて、残りは次々に加えるよ。
上舌(ぅわあすぃば)@: (名) 上くちびる。
豚才(ぅわあぜえ)@: (名) 悪知恵。悪がしこい才。
豚才(ぅわあぜえ)飛(とぅ)ばあ⓪: (名) 悪知恵の働く者。悪がしこい者。
御我取分(ぅわあたまし)⓪: (名) お引っ越し。御転宅。貴人の引っ越しの敬語。
我取分(わたまし)、のさらに上の敬語。 @殿地(とぅんち)ぬ御我取分(ぅわあた
まし)ぬ場所(ばしょ)お吾(わん)にん寄(ゆ)すぃり有侍(やび)たん。/お宅
のお引っ越しの際は、わたしも参上いたしました。
浮気(ぅわあち)@: おしゃれ。容貌や服装をかざること。主として男のおしゃれをい
う。また、気取ること。なま意気。浮気の転意。 @浮気(ぅわあち)為(しゅ)ん。
/おしゃれをする。 @浮気(ぅわあち)な者(むん)。/気取り屋。なま意気な者。
上着(ぅわあぢ)@: (名) 晴れ着。よそ行きの着物。もとは上着の意で、しちゃぢ
(下着)の対であったろう。一層着(いっそおち)やあ[不断着]の対。
御歩召候(ぅわあちみせえ)ん⓪: (自・不規則) 歩(あっ)ちゅん、の敬語。 @
お歩きになる。 Aお元気でいらっしゃる。達者でいらっしゃる。 @御歩召候(ぅ
わあちみせえ)侍(びい)てぃい。/お元気でいらっしゃいましたか。目上に対する
あいさつのことば(歩いている人に限って言うのではない)。同様に、目下には、歩(あ
っ)ちゅてぃい[達者だったか]という。歩(あっ)ちゅん、の項参照。
浮気(ぅわあちゃ)あ@: (名) しゃれ者。おしゃれ。また、気取りや。主として男
についていう。
豚付(ぅわあつぃ)きやあ⓪: (名) 種豚業者。
上月(ぅわあつぃち)@: (名) 天気。上っ気の意。天気(てぃんち)、ともいう。 @
良(いぃ)い上月(ぅわあつぃち)でえ侍(び)る。/よい天気でございます。 @
嫌(や)な上月(ぅわあつぃち)有(や)い侍(びい)んやあ。/お天気が悪いです
ねえ。ともに、あいさつにいう。
御誂(ぅわあつぃれ)え⓪: (名) おあつらえ。あつらえ[誂(あつぃれ)え]の敬
語。
豚(ぅわあ)とぅ争(おお)やあ⓪: (名) かなへび。とかげに似た爬虫類の動物。
豚と戦う者の意。高麗薬喰(こおれえぐすくぇ)え、ともいう。
上成(ぅわあな)い@: (名) 「うはなり」に対応する。 @後妻。あと入り。 A
転じて、しっと。やきもち。ねたみ。そねみ。男女間のしっともいうが多くは子供同
志・兄弟間などのそれをいう。母が兄を抱くと、弟が、上成(ぅわあな)い為(しゅ)
ん[ねたむ]のようにいう。男女間係に関するしっとはおもに、悋気(りんち)、とい
う。
上成(ぅわあな)い下成(くぁあな)い⓪: (名) ねたみそねむこと。さかんにねた
み、争うこと。 @上成(ぅわあな)い下成(くぁあな)い為(しゅ)ん。/※動詞
化。
上荷(ぅわあにい)⓪: (名) 上荷。上積みの荷。下荷(しちゃにい)、の対。
上塗(ぅわあぬ)い⓪: (名) 上塗り。下塗(しちゃぬ)い、をした上にさらに塗る
こと。 @上塗(ぅわあぬ)い為(しゅ)ん。/※動詞化。
豚(ぅわあ))ぬ頭(かみ)⓪: (名) きたならしい者。また、きたない者にふれる子
供を叱る時などにいう語。ぅわあ(豚)はきたないものの代表。‐かみ、は、かみい
(係り)の意か。 @松田殿(まつぃだどぅん)豚(ぅわあ))ぬ頭(かみ)。/松田
道之(琉球処分官)への陰口。明治の中ごろ、豚を飼っていた松田という鹿児島人が
いたので、松田道之の陰口として誤用されたもの。
上成(ぅわあね)え@: (名) 上成(ぅわあな)い、と同じ。
上部(ぅわあば)@: (名) 余分。必要のない余計なもの。
上部思(ぅわあばうみ)い@: (名) 余計な心配。とりこし苦労。
上部事(ぅわあばぐとぅ)@: (名) 余計な事。しなくてもよい事。 @上部事(ぅ
わあばぐとぅ)為(しゅ)ん。/余計な事をする。 @上部事(ぅわあばぐとぅ)読
(ゆ)ぬん。/余計な事をしゃべる。
上部使(ぅわあばづぃけ)え@: (名) @むだづかい。余計な出費。 A予算外に使
う金。小遣い。
豚馬喰(ぅわあばくよお)⓪: (名) 豚の売買・周旋をする者。
上部世話(ぅわあばしわ)@: (名) 余計な心配。とりこし苦労。 @上部世話(ぅ
わあばしわ)許(びけえ)為(しゅ)ん。/とりこし苦労ばかりする。
上部者(ぅわあばむん)⓪@: (名) 余計者。
上辺(ぅわあび)@: (名) うわべ。ひょうめん。外見。
上辺(ぅわあび)皮(があ)⓪: (名) 表面の皮。外皮。表皮。
上辺(ぅわあび)爛(すぃん)でぃ⓪: (名) 表面がただれること。
上辺(ぅわあび)清(ちゅ)らあ⓪: (名) 表面がきれいなもの。うわべを美しく飾
る者。外見をつくろうもの。 @上辺(ぅわあび)清(ちゅ)らあが内根性(うちく
んじょお)。/表面は美しくて、内心は根性の悪い者。
上辺(ぅわあび)滑泥(なんどぅる)う⓪: (名) 表面がつるつるしてなめらかなこ
と。
上辺(ぅわあび)触合(びれ)え⓪: (名) うわべだけの交際。
上端(ぅわあふぁ)@: (名) 数量・金額などの余分。端数。
上髭(ぅわあふぃぢ)@: (名) 口ひげ。口の上にはえたひげ。下鬚(しちゃふぃぢ)
[あごひげ]に対する。
豚陰嚢(ぅわあふぐや)あ⓪: (名) 豚の去勢を業とする者。ふぐい、は、ふぐり。
@豚(ぅわあ)ぬ陰嚢(ふぐい)取(とぅ)い侍(び)ら[豚のふぐりをとりましょ
う]と呼ばわって歩いた。
上羽織(ぅわあぼおい)い⓪: (名) 着物の上から、さらに一枚を羽織って着ること。
冬の女の服装。
上湯(ぅわあゆう)@: (名) 重湯。おかゆの上湯。正確には、御粥(うけえ)ぬ上
湯(ぅわあゆう)、という。
上(ぅわあ)⁼ゆん@: (自 ⁼らん、⁼てぃ) 陰茎が勃起する。上(ぅわあ)りゆん、
ともいう。
上辺(ぅわあら)@: (名) 上の方。かみの方。部落などの低い方に対して、上の方。
追(ぅわあ)⁼りゆん@: (他 ⁼りらん、⁼ってぃ) @追(うう)らりゆん[追(うう)
ゆん、の受け身]と同じ。追われる。追いかけられる。 @仕事(しぐとぅ)に追(ぅ
わあ)っ而居(とお)ん。/仕事に追われている。 ➁追(ぅわあ)ゆん、と同じ。
御有候(ぅわあんせえ)ん@: (連詞・不規則) でおありになる。でいらっしゃる。
有(や)ん(である)の敬語。御有(うや)ん候(せえ)ん、御有候(ぅうぇんせえ)
ん、ともいう。
御敬(ぅわあんで)え⓪: (名) <敬(わんだ)ゆん。 @お仕えすること。御奉仕。
@親(うや)御敬(ぅわあんで)え為(し)召候(みしょお)ち。/親を大事になさ
って。 A祖先を大事に祭ること。
御按配(ぅわあんべえ)⓪: (名) 御按配。御加減。