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る
類(るい)⓪: (名) 類。文語的な語。
竜(るう)⓪: (名) 竜。竜(どぅう)、ともいう。想像上の動物。また、たつまき。
たつまきは竜と見なされていた。
櫓(るう)@: (名) 櫓(ろ)。櫓は首里の生活にはあまり縁がないので、櫓(どぅう)、
という発音も首里には無いようである。
牢(るう)@: (名) [文]牢。
竜王愛(るうおおがな)し⓪: (名) 竜王様。 @雨(あみ)給(たぼ)り竜王愛(る
うおおがな)し。/雨を給われ、竜王様。雨乞いの時の文句。
琉歌(るうか)⓪: (名) 琉歌。八八・八六の琉球式の短歌。普通は単に、歌(うた)、
という。琉歌(りゅうか)は日本式発音。
櫓舵(るうかじ)@: (名) 櫓と舵。
牢籠(るうぐ)み@: (名) [文]牢籠めの意。投獄。 @牢籠(るうぐ)み為(さ)
りゆん。/牢に入れられる。口語では、坂所(ふぃらじゅ)んかい籠(く)みらりゆ
ん[(平等所)に入れられる]といった。
路次楽(るじがく)@: (名) [路次楽]国王の行列の先頭で奏する音楽。その楽器
には、楽吹(がくぶ)ら[その項参照]を用いた。
牢舎(るうしゃ)@: (名) 入獄。入牢。 @牢舎(るうしゃ)申(もお)し渡(わ
た)為(さ)ったん。/入獄を申し渡された。
琉球(るうちゅう)⓪: (名) 琉球。琉球(どぅうちゅう)、ともいう。外国に対して
琉球全体(先島を含む)の国名として用いた語。外国人に国籍を問われたときに、琉
球(るうちゅう)、と答える習慣になっていた。沖縄人同志では用いなかった。なお、
沖縄(うちなあ)は、元来は沖縄本島[地下(じじ)]をさす。 @何処(まあ)ぬ国
(くに)がんでぃち問(とぅ)うらった事(くとぅ)琉球(るうちゅう)んでぃち返
答(ふぃんとお)為(しゃ)ん。/「どこの国か」と聞かれたので、「琉球」と答えた。
竜樋(るうひ)⓪: (名) [竜樋]首里城内、瑞泉門[樋川御門(ふぃいじゃあうじ
ょお)]の下にある竜の形をした樋。その口から湧く清水は、水量が豊富で味もよく、
中山第一と称せられた。中山伝信録の著者、徐葆光によって書かれた碑がそのそばに
立っていた。
牢屋(るうや)@: (名) 牢屋。監獄。
六(るく)⓪: (名) @六。六(どぅく)、ともいう。普通は、六(むう)つぃ、とい
う。 A(接尾) @六人(るくにん)、六日(るくにち)[六日。むいか。月の第六
日をもいう]、六月(るくぐぁつぃ)など。
禄(るく)⓪: (名) 禄。家禄。俸禄。 @禄(るく)御給侍召候(うたびみしょお)
ち。/禄を賜って。
蘆薈(るぐぁい)⓪: (名) 植物名。竜舌蘭。葉はへら形で大きく、縁には鋸の歯の
ようなとげがあり、先端は鋭くとがっている。中央から高い茎が出て、先に淡黄色の
花を多数つける。葉から繊維を取り、綱などにする。蘆薈(どぅぐぁい)、ともいう。
アフリカ原産の蘆薈(ろかい)と形が似ているので、それと混同された名ではないか
と思われる。
六月(るくぐぁつぃ)⓪: (名) 六月。六月(どぅくぐぁつぃ)、ともいう。年の第六
月。六か月は、六月(むつぃち)、という。
六条(るくじゅう)⓪: (名) 六条豆腐。豆腐を薄く切り、塩をつけて焼いたもの。
二つ重ねて茶請けに出す。京都の六条豆腐とは製法・用途も異なるようである。 @
六条(るくじゅう)重(かさ)びてぃ百二十(ひゃくにじゅう)ぬ御願(うにげ)え。
[六十重べて 百二十のお願]六条豆腐(六十歳)を重ねて百二十歳のお願い。六十
と音が共通するので、長寿を祈る際の、縁起のよいものとされた。
六十(るくじゅう)⓪: (名) 六十。また、六十歳。
六十一(るくじゅういち)@: (名) 六十一。また、六十一歳。 @六十一(るくじ
ゅういち)ぬ御祝(うゆうぇ)え。/還暦。
六寸小(るくすぃんぐぁあ)⓪: (名) 六寸四方の重箱。重箱(じゅうばく)、の項参
照。
六日(るくにち)⓪: (名) 六日。むいか。六日(どぅくにち)、ともいう。月の第六
日の意にもなる。
ルスン⓪: (名) ルソン島。 ※ルソン島はフィリピンである。
ルスン唐黍(とおぢん)⓪: (名) とうもろこし。グスン唐(とお)ぬ黍(ちん)、と
もいう。 ※グスンはルスンのなまりであろう。
六角(るっかく)⓪: (名) 六角。
六百(るっぴゃく)⓪: (名) 銭600文。1銭2厘のこと。銭(じん)、の項参照。
六百五十(るっぴゃくぐんじゅう)⓪: (名) 銭650文。1銭3厘のこと。銭(じ
ん)、の項参照。
六百(るっぺく)⓪: (名) 六百(るっぴゃく)、と同じ。